中学地理「オーストラリア」「オセアニア」の重要ポイント
中学地理でのオーストラリア、オセアニアに関する総まとめページです。
まずは、テスト対策として関連するキーワードをサクッと確認しましょう。
中学地理「オーストラリア」に関する重要キーワード
重要語 | 関連ワード | 備考 |
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大鑽井盆地 | 掘り抜き井戸 | 別名グレートアーテジアン盆地。オーストラリア中東部に広がる盆地。降水量が少ないため、掘り抜き井戸により用水を確保している。 |
グレートバリアリーフ | サンゴ礁 | 北東部の海岸に広がるサンゴ礁地帯で、世界的な観光地になっている |
エアーズロック | ウルル | オーストラリア中央に位置する世界最大級の一枚岩。かつてはエアーズロックと呼ばれていたが、先住民の呼び方であるウルルに変更された。観光目的での登山は2019年から禁止されている。 |
アボリジニ | 先住民 | オーストラリアの先住民はアボリジニ。ニュージーランドの先住民はマオリ |
白豪主義 | 移民政策 | かつて白人以外の移民を制限する政策が採られていた |
羊毛 | 世界最大 | 内陸部の乾燥地帯で牧羊がさかん |
天然資源 | 鉄鉱石、石炭 | 鉄鉱石(北西部)、石炭(東部)など天然資源が豊富で日本への輸出も多い |
ボーキサイト | アルミニウム原料 | ボーキサイトはアルミニウムの原料となるもので北部で採れる |
キャンベラ | 首都 | 2000年の夏季五輪開催都市シドニーはオーストラリア最大の都市 |
タスマニア島 | 南部の島 | 北海道と同じぐらいの面積の島で自然豊かな観光地 |
グレートディバイディング山脈 | 東部の山脈 | 別名は大分水嶺山脈。東部の海岸線に沿って伸びている山脈 |
中学地理「オーストラリア」「オセアニア」で覚えておきたいこと
オセアニアの3つの地域
太平洋の島々を3つの地域にわけてミクロネシア、ポリネシア、メラネシアと呼びます。
似たような名前で紛らわしいのですが、しっかり覚えておきましょう。
ミクロネシア | 小さな島々の意味で、グアムやパラオなど地図だと左上に位置する島々 |
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ポリネシア | 多くの島々の意味で、ハワイ諸島やニュージーランドなど地図だと右側に位置する島々 |
メラネシア | 黒い島々の意味で、フィジーやパプアニューギニアなどオーストラリアの北側に位置する島々 |
地球温暖化とツバル
ポリネシアに位置している島国のひとつにツバルという国があります。
国土面積はわずか26平方キロメートル(日本の父島と同じくらい)。
地球温暖化による海水面の上昇で水没の危機があるとして世界的に注目されたのがツバルです。
オーストラリアと日本の関係
オーストラリアと日本は貿易面でのつながりが深いのが特徴です。オーストラリアは鉄鉱石や石炭、ボーキサイトなどの天然資源に恵まれており、こうした資源の輸出先が日本となっています。
オーストラリアの貿易相手国(2017年)
(出所:「JFTCきっずサイト」のデータをもとにグラフを作成)
オーストラリアにとって輸出相手国の2位、輸入相手国の3位が日本となっています。
日本からオーストラリアへは主に自動車などが輸出されています。
日本の対オーストラリア貿易品目(2017年)
(出所:「JFTCきっずサイト」のデータをもとにグラフを作成)
中学地理「オーストラリア」の基礎データ
オーストラリアの国土面積、人口などの基礎データをまとめておきます。
首都 | キャンベラ |
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面積 | 769万平方km |
(日本との比較) | 約20倍 |
人口 | 2400万人 |
(日本との比較) | 約5分の1 |
通貨 | オーストラリア・ドル |
主要言語 | 英語 |
オーストラリアの雨温図を確認
首都のキャンベラ、ケアンズ(北部)、パース(西部)、ホバートの雨温図を掲載しておきます。オーストラリアの地図で見ると、パースが左下、キャンベラとホバートが右下、ケアンズが右上に位置します(ホバートはオーストラリア大陸ではなくタスマニア島の都市です)。
首都キャンベラの雨温図 | ケアンズ(北部)の雨温図 |
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パース(西部)の雨温図 | ホバート(タスマニア島)の雨温図 |
雨温図は気象庁ホームページのデータをもとに作成。
南半球は北半球とは季節が逆になるため、雨温図のグラフ(気温の山型)も反対になります。
また。北部のほうが赤道に近いので、暖かいのも特徴です。