中学地理「県内総生産」

県内総生産額、県民所得をカラム地図で確認

県内総生産額とは、各都道府県内における1年間の生産活動で新たに付加された価値の総額のことです。 GDP(国内総生産額)の各都道府県版にあたります。

 

経済の発展具合を見る指標として用いらるものです。
これをカラム地図にしてみました。

 

都道府県別の県内総生産額(平成28年度)

県内総生産額

 

県内総生産額が最も多いのは東京都で全体の全国の19.0%、おそよ5分の1を占めています。

 

次いで多いのは愛知県(7.3%)です。
愛知県は工業出荷額が最も多い県であり、自動車産業がさかんなことが2位の要因です。

 

3位以降も大阪府、神奈川県、埼玉県と都心部が続いています。
人口が多いと県内総生産額も多くなるので、こうした順位になります。

 

また、四国九州には上位に入る県がひとつもないのが地図からわかると思います。

 

一人あたり県民所得(平成28年度)

そこに暮らしている住民の豊かさを測る指標として一人あたりの県民所得があります。
カラム地図で見るとこちら。

 

県内総生産額

 

一人あたり県民所得で見ても、1位東京都、2位愛知県は同じ。
ただし、3位以降が県内総生産額の順位とはガラッと変わります。

 

一人あたり県民所得は、3位栃木県、4位静岡県、5位富山県でここまでが全国平均以上。
東京都が全国平均を押し上げていることもあり、全国平均以上となるのはわずか5都県です。

 

ちなみに、大阪府は全国13位(305.6万円)、神奈川県は全国7位(318.0万円)です。
九州地方は青系の色が多く、一人あたり県民所得でも低い県が多くなっています。

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