特徴のある都道府県
中学地理で学ぶ特徴のある都道府県についてまとめました。
特徴のある都道府県をサクッと確認
特徴 | 都道府県名 |
---|---|
65歳以上人口割合が最も高い | 秋田県 |
15歳未満人口割合が最も高い | 沖縄県 |
昼夜間人口比率が最も高い | 東京都 |
昼夜間人口比率が最も低い | 埼玉県 |
1世帯当たり人員が最も多い | 山形県 |
1世帯当たり人員が最も少ない | 東京都 |
1人あたり県民所得が最も高い | 東京都 |
1人あたり県民所得が最も少ない | 沖縄県 |
最も島が多い | 長崎県 |
最も都道府県境が多い | 長野県 |
最も面積が小さい | 香川県 |
最も人口が少ない | 鳥取県 |
中学地理のテストでは都道府県別人口に関する問題が必須です。
ただし、単に人口の多さを問うのではなく、高齢者の割合(65歳以上人口)や核家族の傾向(1世帯当たり人員)を問う出題が主流です。詳細を下記でまとめたのでチェックしておいてください。
都道府県別の人口割合
総人口 | 65歳以上割合 | 15歳未満割合 | |||
---|---|---|---|---|---|
1位 | 東京 | 秋田 | 36.4% | 沖縄 | 17.1% |
2位 | 神奈川 | 高知 | 34.7% | 滋賀 | 14.0% |
3位 | 大阪 | 島根 | 34.0% | 佐賀 | 13.7% |
: | |||||
46位 | 島根 | 東京 | 23.1% | 青森 | 10.8% |
47位 | 鳥取 | 沖縄 | 21.6% | 秋田 | 10.0% |
(データ出所:総務省「日本の統計2020」より算出)
高齢者が多い愛知県、年少者が多い沖縄県、生産年齢人口が多い東京都
高齢者(65歳以上)の人口割合が最も高いのは秋田県。
続いて高知県、島根県と地方に高齢者が多いことがポイントです。
反対に年少者(15歳未満)の人口割合が最も高いのは沖縄県。
2位の滋賀県、3位の佐賀県よりも割合が少し離れて高いのが特徴です。
東京都は高齢者割合が2番目に低いにもかかわらず、年少者割合が高いわけではありません。
表にはありませんが43位です。これは中間の生産年齢人口割合が高いことを意味しています。
昼夜間人口比率と1世帯当たり人員(都道府県別)
昼夜間人口比率とは昼間の人口と夜間の人口の割合のこと。
100を超えているところは昼間の人口のほうが夜間の人口より多いことを意味しています。
昼夜間人口比率 | 1世帯当たり人員 | |||
---|---|---|---|---|
1位 | 東京 | 117.8 | 山形 | 2.78 |
2位 | 大阪 | 104.4 | 福井 | 2.75 |
3位 | 京都 | 101.8 | 佐賀 | 2.67 |
: | ||||
46位 | 千葉 | 89.7 | 北海道 | 2.13 |
47位 | 埼玉 | 88.9 | 東京 | 1.99 |
(データ出所:総務省「日本の統計2020」より算出、数値はともに平成27年のもの)
ベッドタウンから都市部に流入
昼夜間人口比率が高いのは東京都、大阪府、京都府で、これは他県から通勤、通学している人が多いことを意味します。では、どこから通勤、通学しているかというと近隣県です。
昼夜間人口比率の低い埼玉県や千葉県、表にありませんが45位の奈良県からとなります。
ひとり暮らしが多い東京都
1世帯当たり人員が多いのは山形県、福井県、佐賀県で同居している家族などが多いことを意味しています。1世帯当たり人員が最も少ないのが東京都(唯一の2未満)。
東京都は1人世帯率が47.3%(データ出所:同じ)と5割近くになっていることが特徴です。
(1人世帯率が最も低い山形県は25.5%)