中学地理「昼夜間人口比率」

昼夜間人口比率のカラム地図

昼夜間人口比率とは、中学地理では東京への一極集中や遷都問題と関連して出てくる指標です。
その名の通り昼間の人口と夜間の人口の割合のこと。

 

昼と夜で人口が異なるのは、活動する場所による違いです。
昼間に活動している場所(学校や会社など)と夜に寝る場所(自宅)が違うということです。

 

この昼夜間人口比率を都道府県カラム地図にしてみました。

 

昼夜間人口比率のカラム地図

昼夜間人口比率のカラム地図

 

断トツで昼夜間人口比率が高いのが東京都で比率は117.8
これは夜間100人に対して、昼間は117.8人になるという意味です。

 

つまり、それだけの人が他県から昼間は東京都に通勤、通学してることになります。
では、どこから東京都に来ているのかというと、地図で青くなっているところ。

 

昼夜間人口比率が最も低いのが埼玉県の88.9で、次が千葉県の89.7です。
これはこれは100人中10人以上が昼間は県外に出ていることを意味します。

 

埼玉都民、千葉都民と呼ばれる埼玉県や千葉県に住んでいて東京都に通う人が多いことがわかると思います。ベッドタウンと呼ばれるのもこうしたことからです。

 

東京都以外でも昼間の人口が多いのは大阪府、京都府、愛知県などの都市圏が中心。
東京ほどではありませんが近隣県から通勤通学している人が多いため指標が100超となります。

 

中学地理での昼夜間人口比率のポイント
  • 昼夜間人口比率とは、昼間と夜間の人口の割合のこと
  • 通勤・通学する場所(昼間)と寝る場所(自宅)が異なることを見る指標
  • 昼夜間人口比率が高いのは東京都、大阪府、京都府、愛知県
  • 埼玉県、千葉県などのベッドタウンは昼夜間人口比率が低くなる

 

 

page top