カラム地図で小麦、大豆、大根、小豆の収穫量を確認
小麦、大豆、大根、小豆の都道府県別収穫量をカラム地図にしました。この4つには「漢字の「大」「小」がつく」「北海道が収穫量1位」という共通点があります。
ただ、同じ「北海道が収穫量1位」でも、その内訳は大きく違います。
順番に見てみます。
小麦の都道府県別収穫量
まずは世界三大穀物のひとつでパンなどの原料になる小麦の収穫量です。
()内が順位。%は全国に占める割合です。
小麦は北海道だけで全国の半分以上(61.6%)の収穫量を占めています。
広大な大地を活かして大規模に生産されていることがわかります。
2位3位は福岡県、佐賀県と九州地方で、群馬県(関東地方)、愛知県(中部地方)、滋賀県(近畿地方)が続いているように、と地域的な偏りがないのが小麦の生産の特徴です。
大豆の都道府県別収穫量
しょうゆ等の調味料の原料として使われることも多い大豆の収穫量がこちら。
()内が順位。%は全国に占める割合です。
大豆も北海道が収穫量1位ですが、50%にやや足りず、2位の宮城県を加えて過半数となります。
宮城県に続くのが、佐賀県(3位)と福岡県(4位)。
この両県は小麦でも生産量の多い県でした(小麦は福岡県が上位、大豆は佐賀県が上位)。
大根の都道府県別収穫量
おでんやサラダなどに使われる大根の収穫量はこちら。
()内が順位。%は全国に占める割合です。
パッと見て、小麦や大豆より色のついている場所が多いことに気づくと思います。
これはそれだけ多くの県で作られていることを意味しています。
収穫量が1位の北海道でも、全国割合は12.4%。
2位の千葉県(11.9%)とあまり差がありません。
大根は煮物にしたり、サラダにしたり、大根おろしにしたりと料理で使い勝手の良い食材です。
それだけに全国各地で作られていると覚えておきましょう。
小豆の都道府県別収穫量
最後に、まんじゅうなどの「あん(餡)」の原料となる小豆(あずき)の収穫量です。
()内が順位。%は全国に占める割合です。
大根とは真逆です。
色がついているのは北海道だけ。
全国の収穫量の93.1%は北海道でのものです。
ちなみに2位は兵庫県で全国に占める割合はわずか0.9%です。
以上が、小麦、大豆、大根、小豆の収穫量カラム地図です。
最後にテスト対策上のポイントをまとめておきます。
- 小麦、大豆、大根、小豆の「大」「小」がつく農作物は北海道が収穫量1位
- 小麦と小豆は北海道だけで全国シェアの50%超
- 大根は全国各地で作られているため北海道の割合は10%程度
- 小麦は福岡→佐賀の順、大豆は佐賀→福岡の順